3月の地震以来涙ばかり流しています。
はじめは悲しみの涙でしたが次第にみんなの支援に感謝の涙にそして日本中、世界中からの思いやりに人としての心にしみいり知らず知らず涙が止まらなく流れ出している今日この頃です。
人ってまだまだ捨てたものではないんだよ!と神様に胸を張って言えますよね。
毎月お貴さんは美容院と理容院にでかける。もちろん美容院で髪の毛をカットし、理容院ではフェイスケアーにとこれは欠かさずもかれこれ20年も同じお店に出かけている。
髪型はいつも同じではないこれは歳とともに気分や考え方やそのときどきの興味で変えてきた。今は、セミショートでスポーツしやすい髪型で、これは最近健康志向のお貴さん、ヨガやピラテスにはまっていたためで、しかし、このごろその熱も少々さめかけてきたかな、と、きょうは少しのはしていこうかと思っている。
40歳を過ぎ少しふわっとしたイメージでいこうかなと思い始めてきたからだ。
今日は相談しようと出かけた。
お貴さんはコートの襟を合せて寒そうに商店街の中にあるスーパーマーケットに夕飯の材料を買いに入っていった。
1月とはいっても今年はわりに暖かかったので、この寒波が身に沁みて思わず襟をあわせたくなる。
お貴さんは本社が東京にある全国展開している会社の地方営業所の事務でいたってめだたぬ静かな存在で、とはいってもけっして地味ではない。派手でけばけばしくはないが、見る人がみればかなりのこだわりのある人であることはうかがえる。ちなみにこの貴さんのコートにしても、銀狐の上品な、かといって毛がふわふわと毛足の長いあの毛皮毛皮しているんやつではなく、短く刈り込んでまるで織物かなにかのような凝ったつくりのコートにその値打ちがうかがい知れる。
そしてお貴さんはいいものをさりげなくみせびらかすのではなく、見る人がみればわかるといった物だけを身に着けまあそれは、一種のこだわりでもあるんでしょうが、そうやって生活も人生もこだわって楽しんでいる。
『こんやの夕飯はお鍋にしようかしら、寒い日はお鍋が温まるものね。』
『あんこう鍋でもして熱燗でいっぱいといこうかしら』
そんなこんなで、材料を買って、家路に向う車の中では昔のはやり歌をかけてハンドルをまわした。
お貴さんの家は会社から車で30分の郊外の一軒家で1人暮らしである。両親は10年前にパタパタと逝ってしまった。
今年40歳になるお貴さんだがまだ独り身で、別段あせっているわけでもなく、独身主義者というわけでもない。
まあ、良い縁に巡り合わないだけで、これまた自然態でいいと思っている。
ここ二日間雪降りのお天気で、久々の交通麻痺でした。
確かに温暖化が叫ばれてからは雪の日は少なくなりましたよね。
嘘か真か、青森でミカンが北海道でりんご、じゃあ和歌山ではパイナップル?
てなことになるとか言われて、ほんとこれが異常きしょうなんだか、地球規模での変化なのか?
まあ、なにはともかく、白い世界はロマンチックでも現実問題としては雪は見ているだけのほうがいいです。
今日、本社から新しい本部長が、顔みせにやってきました。
感想はなかなかいい感じをうけました。
何せ若い!そしてイケメンです。
やる気も見受けられるし。案外いいかも?
部長一人が変わっただけではそんなに画期的に回復はむりでも、まあモチベーションは上がりますよね。
お手並み拝見といったところでしょうか。